【私見・遠江国見聞録】見ます、聞きます、言います「徳川家康」編 ①
【私見・遠江見聞録】
見ます、聞きます、言います
「徳川家康」編 ①
はじめまして。「ms251mm 」と申します。私の住む、静岡県西部の「遠州地方」は
徳川家康公の出世の地として有名な「遠江国」です。
地元ならではの、自分で見て聞いて調べたことを、この【私見・遠江国見聞録】に
記していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、遠江国の歴史は律令時代(7世紀)に地方豪族であった遠淡海国造・久努国造・素賀国造の領域を合併して遠江国が設置されたそうですが…
個人的には戦国時代に徳川家康が三河国と、この遠江国を統治していたイメージが強いです。三河・遠江=徳川家康という感じです。
ゲームソフト「信長の野望」の印象が強いのかもしれません(笑)
当然、私は徳川家康でゲームをプレイしていました。
そういう意味では、私ぐらいの年代ならば、徳川家康=三河・遠江から江戸へという認識がスタンダードかもしれませんが、時代が過ぎ、江戸時代=徳川家康=東京、三河・遠江はよくわかないという方もいらっしゃるかもしれません。
実際、「ゆるキャラグランプリ2015」浜松市マスコットキャラクター「出世大名家康くん」も「なぜ?家康?」みたいな風潮があり、グランプリをとるまで結構大変でしたね。認知度が下がっていたのかもしれませんし、これまであまり浜松市では徳川家康について積極的に紹介してなかったように思います。
浜松市はホンダ、スズキなどの自動車メーカーや、ヤマハ、カワイ、ローランドなどの楽器メーカーが創業したものづくりの町であり、必要以上に徳川家康を紹介して観光誘致する必要があまりなかったのかもしれません。
「家康くん」の活躍により、昨今では以前よりは確実に認知度も上がったようで、浜松市の地域貢献につながっているかと思います。NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の人気にあやかり「出世法師直虎ちゃん」も生まれました。
この舞台となった、浜松市北区引佐町井伊谷にある「龍潭寺」には多くのファンが訪れたそうです。
しかし、ドラマにも出てきた、徳川家康の嫡男「岡崎三郎信康公」(徳川信康)の眠る信康山「清瀧寺」にはそこまで来ていない様子です。
この寺院は家康が信康を偲び建立した寺院であり、あの知恩院の末寺でもあります。
ちょっと脱線して信康公の話をすると、実は浜松市マスコットキャラクターになる予定まであったのです。実際のデザインを見たことがあります。かっこいい青年でした。しかしながら、なんらかの理由でお蔵入りになったようです。。
信康公…家康の嫡男に生まれながら、なんて不幸な…現代においても。
信康公については諸説ありますが、個人的には信康公のあまりの文武両道の凄まじさに織田信長が将来的に恐れを感じ(これは流石は信長と言える)家康に対しあまりにも惨い指令を出した。という説を有力視しています。また、じつはこっそり逃がされた説もありゆる気がしてます。おそらくは鳳来寺かもしれません。
徳川家康が建立した「清龍寺」パッとしないかもしれませんが、色々面白いですよ。徳川の寺だけに「葵の紋」がついています。信康廊があります。家康が直に植えたというみかんの木があります。ついでに「本田宗一郎」が寺の鐘を勝手に鳴らしたという逸話も残されています。寺の隣は諏訪神社です。その隣は元天竜市役所で、現在は「本田宗一郎ものづくり伝承館となっております。
あとは…寺の外の道路は外れに「金のなる木」があるんです。
今度、写真を撮ってみますね。お寺で一時期配布していた「金のなる木」の説明書?
を私は持っていますので、また掲載します。東照宮のものより詳細な感じなんですよ。
では、次号でお会いいたしましょう!
2021.1.3 ms251mm